![]() スキーヤーは、足裏の感触や踏みごたえを大切にします。用具にはこだわりが多く出てきます。たとえば「ブーツを換えると、しばらくは、調子がでない。」「ブーツを自分の足型にフィットさせるのに時間が掛かる。」といったように。足にブーツを合わせるのに忘れていけない最優先すべきことは、『足を理想の形にする』『正常な可動性やアーチを保つ』といったことです。フィット感ではありません。 カービングスキーの場合、踵から母指球にかけてのインラインの加重は、大切となります。O脚の場合、内側の加圧は、困難となります。それで当然カント調整もしますが、インソールの内側を厚くして踏みごたえを作ります。フィットした感触が得られます。しかし、そうするとO脚度は増して、加圧しづらくなり、結局ローテーションや内倒といった、操作を加えます。これでは、せっかく苦労して加工しても、効果がありません。インラインにしっかり加重できるように、アーチの保持・可動性、下肢さらには、上体の骨格のバランス調整をお勧めします。 内反・外反変形も同様です。骨格のバランス調整により、足底アーチの保持、更に、カントの調整角度も軽減されます。 足裏の感触を高める為にインソールをぴったりとした物をつくります。ぴったりとした物を作ると、感触はいいですが、足底筋群の働きは悪くなります。アーチは保てますが、アーチの働きは、半減します。限られた空間(硬いスキーブーツ)の中での動きを最大限引き出すには、日常以上の正常な可動性・筋肉の活動を要求されます。インソールつまり、足底板は、アーチを保ちかつ、足全体の可動性を損なわないものとしなければいけません。 「うまく動けない」のではなく、「動かすことが出来ない」が本当の理由。 左右のターンの違い、足の感触が異なっている。と言うことは、誰しも感じているだろう。癖もあるし、得手不得手もあるだろう。とかたづけられてしまっている。やはり『努力が足りないせいなのか』『センスと才能がないのだろうか』と、色々と理由を考えることもしばしばあるのではないだろうか?実は、正しい動きをしようとしても、関節がうまく動いていないとしたら、当然無理。 つまり、「正しく動かせない、動くことが出来ない」と言うこととなる。結局代用の良くない動きをしてしまう。これが内倒、外向が強い、ローテーションと形となって現れてくることが多い。いくらそれらを修正しようとしても、うまく動かせないとしたら、不可能に近いものです。 カイロプラクターの目から診ると、骨格・足型・足のアーチ・筋肉の張り具合から、どんな滑りをするか判断のつくものです。欠点や滑りの中での指摘されることは、良く解ります。また逆に滑りより、体の異常、動きの悪い関節が見いだされます。内倒、外向が強い、ローテーションをしてしまう。そうしないとターン出来ない。それらは、それなりの理由があります。カイロプラクティックは、原因を見つけだし、治療により左右均等な動きを作り出せます。 さらに、次のことが要求されます。 @正しい動きを知っていること。 Aそれにあった可動性にゆとりがあること。 B今までの良くない滑りの運動から、正しい運動を実行する。 気を抜くと良くない物が出てきてしまう。 C体が感じ取るまでが大切。新たなる感触が生まれます。 Dそれは、陸上でのイメージトレーニングから始まります。 陸上で出来ない物は、雪上で絶対に出来ない。 元ナショナルチームの井上春樹さんの治療いつ話 ジュニア合宿でお会いした時のとこ。夜10時過ぎに体の相談「左右のアンバランスが気になる」と聞き、コーチということもあって軽めの調整。今までにない感触を受けたらしく、ナイターもとっくに終わっている時間なのに、「すぐにでも滑りたい。」と言わんばかりにそわそわとしだす。当然イメージトレーニングでにんまりとなった。 和綜院が現在サポートしている選手 全日本スキー技術選手権においては、全日本デモンストレーター認定5期目のベテラン五藤伯文(東京都スキー連盟)をはじめ、第39回全日本スキー技術選手権大会18位の若手ホープ 横田幸平(岐阜県スキー連盟)、伊藤未佳子(栃木県スキー連盟)、池田吉弥・一丁田真穂(三重県スキー連盟)、村田耕一・西裕之(愛知県スキー連盟)、菅家大善(福島県スキー連盟) チャオ御岳スノーリゾート 岩谷高峰レーシングキャンプでは、選手やコーチングスタッフ。 Home Page Page Top |